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2001.8.29 公明党女性委員会、田中外相に申し入れ 「人道的視点のODA(政府開発援助)に」 |
公明党女性委員会の浜四津敏子委員長(代表代行)は29日午前、外務省に田中真紀子外相を訪ね、政府開発援助(ODA)の見直しについて人道的な配慮をするよう申し入れた。これには青山二三衆院議員(女性委員会副委員長)、松あきら(同)、沢たまきの両参院議員が同行、丸谷佳織が同席した。ODAについて、日本は世界有数の援助国として積極的に実施しているが、来年度予算編成の概算(がいさん)要求ではODA予算の一〇%削減方針が示されている。 この日の申し入れは、党女性委員会が「ODAは一律カットではなく中身の見直しが必要」として、女性の視点から検討を重ねたもので、具体的には(1)ODA予算の人道的配慮(2)ODA基本法(仮称)の制定(3)女性の自立支援と子どもの保護(4)「留学生ODA」の拡充(5)海外シニア・ボランティア活動の支援(6)海外の文化財修復作業への支援(7)世界遺産の登録支援活動への支援(8)国民参加型ODAの推進と「地方ODA」の検討――の8項目18点を要請した。 席上、浜四津代表代行は「現地のニーズに合い、現地の人たちに喜ばれ感謝される援助が必要」と強調。「ODAの10%カットはやむを得ないが、人間の生存・生活・尊厳(そんげん)に対するさまざまな脅威(きょうい)を取り除く『人間の安全保障』の実現に配慮し、必要に応じて増額も行うべき」と述べた。 これに対し、田中外相は「日本の援助の在り方だけでなく、世界の中でどう調和していくのかという観点が必要であり、(申し入れ内容は)それを言い尽(つ)くしている」と評価。その上で、「女性の自立支援と子どもの保護」の要望項目について田中外相は、来月行われる国連子どもサミットでのスピーチに盛り込む考えを明らかにした。 さらに、文化財修復や世界遺産の登録支援活動に関連し、田中外相は「外交といえば安全保障と経済が中心だが、三つ目として文化という側面を柱にしたい」との考えを強調し、「申し入れ内容は私が思っていることと同じ。全部とはいかないが、具体化したいと思う」と述べた。 また、ODA基本法については「法制化することで、拘束(こうそく)され、ネガティブ(否定的)に利用される可能性がある。そうならないよう、(公明党でも)検討してほしい」との考えを示した。 浜四津代表代行は「外相から深い理念、信念をうかがい、私どもと非常に多くのところが共通しているので心強く思う」と述べた。 |