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[内容]
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●「医療機関における視覚障害者のための施策に関する質問主意書」 ●「衆議院議員丸谷佳織君提出の医療機関における視覚障害者のための施策に関する質問に対する答弁書」 ●厚生省通達・「視覚障害者に対する服用指導について」 |
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丸谷議員が政府に提出した「医療機関における視覚障害者のための施策に関する質問主意書」と、その主意書に対する政府からの答弁書をご紹介します。また、厚生省は、全国の国立病院、療養所に対して、視覚障害者への十分な服用指導を行うよう周知徹底するべきとの通達を出しましたので、併せてご紹介します。 質問主意書の中で丸谷議員は、視覚障害者が医療機関で投薬を受ける場合、薬の誤飲の危険と隣り合わせであることを指摘。薬の種類だけでなく、服用方法、処方日数などが手で触れば分るよう点字付薬袋を国立の医療機関や、国立大学付属病院で早急に導入するよう求めている。また、民間医療機関で点字付薬袋の導入を促進するため、診療報酬上の措置を講じるべき、と主張している。 答弁書は薬袋の点字表示を実施している施設の現状を報告。薬袋の点字表示については「有効」との認識を示し、十分な服用指導を行うよう周知徹底するべきとの見解を示した。丸谷議員は、これからも点字表示の普及を委員会などで引き続き訴えていく」と語っている。 |
医療機関における視覚障害者のための施策に関する質問主意書 |
平成10年6月11日提出/質問第53号/提出者 丸谷佳織 |
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医療機関における視覚障害者のための施策に関する質問主意書 視覚障害者が医療機関において投薬を受ける場合、患者本人あるいは付添い人が、医療機関から口頭で服用方法等について説明を受ける。もしくは数種類の薬を服用一回ごとに区分して袋に入れてもらうのが現状である。しかし、こうした現状では視覚障害者は、薬の誤飲などの危険と常に隣り合わせの状況にあるといっても過言ではない。 超高齢社会を迎える今、視覚に障害を持つ人々が高齢化に伴い、種々の慢性疾患によって通院をして投薬を受けるケースは今後増加すると予想される。また、投薬のみにとどまらず、各種の医療機関利用に際して視覚障害者に配慮した点字ブロック、点字による案内・方向表示、エレベーターの表示など様々な対応が必要であると考える。 こうした状況のなか、既に一部の自治体病院において、例えば北海道立病院全十ヶ所では、視覚障害者向けの点字の薬袋を導入し、利用者から非常に喜ばれている。 以上のような背景から、医療機関における視覚障害者のための十分な施策がとられていくべきとの認識により、以下の質問をする。 一 国立病院、国立大学附属病院、自治体病院、公立大学附属病院における、視覚障害者向けの点字の薬袋の採用の現状はどうなっているのか、政府の認識を問う。 二 薬の種類、服用方法および処方日数等を点字で表示したシールを貼った点字付き薬袋を国立の医療機関、国立大学付属病院でも早急に導入すべきと考えるが、政府の見解を問う。 三 民間の診療機関における視覚障害者のための点字の薬袋導入に対して、診療報酬上の措置などを講じるべきと考えるが、政府の見解を問う。 右質問する |
| 衆議院議員丸谷佳織君提出の医療機関における視覚障害者のための施策に関する質問に対する答弁書 |
平成10年7月28日/内閣衆質142第5号/内閣総理大臣 橋本龍太郎 |
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一について 御指摘の病院で視覚障害者向けに薬袋の記載事項の点字による表示(以下「薬袋の点字表示」という。)を行っている施設の数は、本年六月末現在で、国立病院、国立診療所及び国立高度専門医療センター並びに国立身体障害者リハビリテーションセンターについては二百三十四施設中三施設であり、それらの施設名は、別表のとおりである。また、自治体病院については、実施状況を把握していない。 二について 視覚障害者に対する服用指導については、点字を触読できる視覚障害者には薬袋の点字表示が有効であると考えるが、これ以外にも、多くの国立病院、国立療養所、国立大学医学部附属病院等で現在実施している、@医師や薬剤師から患者本人又は家族に対して服用方法を十分説明する、A一回の服用分ごとに一包化する、B識別テープを貼り付ける、C識別しやすいように包装に切り口を付ける、D薬袋に記載する文字等を大きく表示する等の個々の視覚障害者の状況に応じた配慮を行うことが重要であると考えており、これらの取組を更に充実してまいりたい。 三について 診療報酬上、保険医等が服用指導に当たり処方した薬剤の名称、用法等に関する主な情報を文書により提供した場合には、薬剤情報提供料として評価することとしており、薬袋の点字表示についてもこれらの情報を提供した場合には同様に取り扱っているところであるが、これ以外の場合の措置を講ずることについては、その必要性について検討してまいりたい。 |
施設の種類 | 施設名 |
| 国立病院、国立療養所及び国立高度専門医療センター |
国立登別病院 国立療養所和歌山病院 |
| 国立大学医学部附属病院 |
東京医科歯科大学医学部附属病院 名古屋大学医学部附属病院 滋賀医科大学医学部附属病院 島根医科大学医学部附属病院 香川医科大学医学部附属病院 |
| 公立大学医学部附属病院 |
札幌医科大学医学部附属病院 名古屋市立大学医学部附属病院 和歌山県立医科大学医学部附属病院 |
